2022年8月|聖カピタニオ女子高等学校|多田の高校女子サッカー奮闘記ブログ

「2022年08月」の記事

夏休み第三クォーター

 夏休みもカウントダウンが始まり、残すところあと1週間に。活動休止なく、やり切ったと言える夏休みとしたい。

 8月11日(木) にはLiga Student 東海で名古屋経済大学と対戦。大学生の体力・戦術に圧倒されるもセットプレーからりりが2得点し、2対1で勝利。久しぶりに行われたリーガで勝ち点をあげた。

 8月15日(月) はU18女子サッカーリーグ東海の第9節で、常葉大橘高校と対戦。第2節の対戦では粘り強い守備から少ないチャンスをものにし、2対0で勝利しているが、今回は立ち上がりのミスから1失点し、その後のビックチャンスをものにできない所から、前半に3失点。後半もゴールを奪えず、0対3で完敗。とにかく立ち上がりのミスがゲームの流れを左右した。学びが多く、これからも続くリーグ戦でどう修正していくかが重要となる。

 8月17日(水) はsolan小学校にてサッカー体験会。雨予報も何の問題もなく実施できた。また多くの中学生が参加してくれたことに感謝。中学生にとっては当然いくつかの学校を体験する中で自分に合った進路先を決定していくことになる。本校サッカー部の方針は会の最初に話した通り。ボールもゴールも部員もない中、サッカー部の立ち上げに理解を示してくれた故大野寛二神父様(私が赴任した当時の校長)。『あなたがやりたいのならやればいい。』温かくもあり、厳しい言葉。やるからには簡単にはやめられない。まだ認めてもらえないと考えると、情熱は衰えるところか増すばかりである。その時から33年目になるが、理念は変わらずサッカーを通じて人間的成長を促すことである。

 8月21日(日) U18女子サッカーリーグ東海の第10節で、帝京大可児高校と各務原スポーツ広場で対戦。第4節での対戦では1対0で辛勝した相手。ただ今回は帝京大可児のコンディションが万全ではない。コロナの影響で活動を始めたのが前日。やはり動きが重いかなと感じた前半1分、ふうかが得点。続く5分にはあやかが追加点。全く容赦なし。しばらく小康状態が続いたが、前半27分せりのがゴールし、3対0で前半終了。後半にもりり・しいな・はるか・あやかが得点し、7対0で勝利した。

 8月22日(月) は令和4年度愛知県高等学校女子サッカー大会(夏の大会)の決勝が瀬戸市民公園陸上競技場で行われた。対戦相手は初優勝に燃える同朋高校。その気持ちが立ち上がりから得点となって表れる。個人技から折り返したボールを⑩番がきっちりと決め、先制される。その後すぐアクシデントであやかが退場。その後も同朋に優位にゲームが進められ、0対1で前半終了。後半に入り、圧倒的に攻めるもタイミングが合わず、30分ハーフのゲームであせりもあり、そのままアディショナルタイムに。2本連続のコーナーキックもクリアされ、試合終了かと思われたが、クリアを拾い、主審が笛を吹くのが難しいタイミングの連続攻撃。すると最後にふうかの前にボールがこぼれて、ふうかが劇的同点ゴール。雄たけびとともに歓喜の輪が必然的にそこにできた。試合はここで終了し、勝負はPK戦に。先攻の本校が外し、最後同朋が決めれば負けの場面でみゆうがファインセーブ。6人目もみゆうがファインセーブし、5-4でPK戦を制した。2度も追い込まれながら、諦めない強い気持ちからの劇的な勝利で、夏の大会の優勝を飾った。今回は本校に軍配が挙がったが、次回の対戦はどうなるか本当にわからない。高校サッカーも全く筋書きのないドラマである。これからもまだまだ厳しい戦いは続くであろうが、期待に胸膨らませて3年前に入学してきたメンバーともっと長くサッカーを続けていきたい。

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ハードスケジュール

 酷暑が続く中、それぞれが充実した夏休みを過ごしているかと思われますが、いかがでしょうか?さて、本校サッカー部は…。

 インターハイの敗戦からここまでを振り返る。

 7月30日(土) に急遽、令和4年度愛知県高等学校女子サッカー選手権大会の準決勝安城学園高校戦がモリコロパーク天然芝グラウンドで行われた。壮行試合をしてくれた安城学園が、インターハイ後の最初の対戦になるとはこれまた縁深い。11月1日には、その施設内にジブリパークがオープンすることもあり、急ピッチで作業が進められていた。試合は、みすず・ふうか・れなが得点し、3対0で勝利し、決勝に駒を進めた。決勝戦の相手は同朋高校で、8月22日(月) に瀬戸市民公園陸上競技場(人工芝)で行われる。

 7月31日(日) はGH GROUP CUP 第46回愛知県女子サッカー選手権大会(兼第44回皇后杯JFA全日本女子サッカー選手権大会愛知県予選)準決勝が松屋地所フレッチフィールドで行われた。対戦相手は朝日インテック・ラブリッジ名古屋スターチス。メンバーはほとんどが中学生でも、個の技術はしっかりしており、攻守の切り替え、球際の強さも高いレベルのチームである。勝手に苦しい展開にした感は否めないが、試合は3対2で勝利した。

 8月2日は滋賀U-16国体、豊川高校と、8月3日は昌平高校とTRMを行った。それぞれ特徴のあるチームである。

 8月6・7日は瀬戸市民公園陸上競技場でOne Day festivalを企画していたものの、当初の予定通りとは行かず、TRM形式で多くの試合を行った。参加してくださったジュベンFC FLOR、一宮FCレディース、名古屋FCルミナス、清流館高校の皆さんありがとうございました。8月7日(日) は第46回愛知県女子サッカー選手権大会決勝が18時キックオフで、松屋地所FFで行われた。対戦相手は昨年同様豊川高校である。ただ今年はここまで一度も公式戦での対戦がない。立ち上がりから選手たちが気持ちの入ったプレーで攻めてくる。今までと違った戦術に戸惑いは感じたが、前半5分カウンターからしいなが幸先よく先制点を奪う。ファーストシュートが得点に結びついたが、その後は目まぐるしく攻守が入れ替わり、お互い高い集中力を保った試合展開が続く。そのまま1対0で前半が終了。後半12分、本校コーナーキックからめいがヘディングでゴールネットを揺らす。練習でもあまり見たことのないシュートで2対0とリード。流石キャプテンである。大きな追加点に流れは大きく傾くかと思われたが、飲水タイムを挟んだ後半23分、相手フリーキックが直接決まり、2対1。これで勝負はわからなくなる。ここからベンチでどっしり構えることができなくなり、テクニカルエリアに。後半36分、れながヘッドで押し込み、3対1。アディショナルタイムには、この日何本も試合に出場したりさがヘッドでゴールを奪い、4対1で勝利し、3年ぶり3回目の愛知県女子サッカー選手権大会優勝を飾った。これにより、9月3日(土) から静岡県で行われる第44回皇后杯JFA全日本女子サッカー選手権大会東海予選への出場が決まった。

 夏休みの半分が終わった。タイトルにあるように選手たちはハードな毎日を過ごす。決して試合だけをこなすだけでは成長はしない。まだまだやるべきことはある。

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