「めぬまカップ」 タグの記事
H28 新人戦 決勝 & プリンセスリーグ
2月11日(土) 建国記念のこの日、新人戦決勝が名古屋市港サッカー場で男女の決勝が行われた。前日から愛知県に大雪注意報が発令されており、これまた開催が危ぶまれたが、南山高校の協力もあり、予定通り試合は行われた。対戦相手は愛知啓成高校(旧稲沢女子高校)である。久しぶりの決勝での対戦。氷河期を経て、完全復活を遂げた。
試合は前半7分に動く。右コーナーキックからの混戦を最後ははぜが押し込み、貴重な先制点をあげる。新人戦決勝限定の得点ポーズは “ジャスティス”。ベンチ前ではぜが中心となり叫んだ。ただ、前半にこのポーズを2度と見ることはなかった。啓成は球際で身体を張り、DFからの大きいフィードで押し返す。本校のゴール前での数々のチャンスは枠を捉えきれない。啓成側のスタンドからの声援?も選手たちを後押ししている。後半に入り、少し修正を加えると、ちいな(右足)、たけ(PK)、あゆ(身体ごと)のシュートが立て続けに決まり、4対0とリード。それでも啓成は諦めることなく、本校ゴールに向かい続けた。ピンチも何度かあったが、あかり、ひかるを中心としたDF陣が得点を許さず、また最後は2年生全員がピッチに立ち、試合終了のホィッスルを聞いた。不満だらけの内容であったが、素直に結果(12年連続14回目の新人戦優勝)を喜んだ。引き続き、高校リーグ(21チーム)の表彰も盛大に行われ、チームの大きな優勝カップ以外に、こなつが最優秀選手、たきが優秀選手、ちいなが得点王に選ばれ、それぞれが大きなメダルを受け取った。
2月12日(日) プリンセスリーグ最終節(三重高校戦)。この時期にお互い新チームで臨む試合は1対4で、本校が敗戦した。三重高校は三重県の新人戦でも、14対1で四日市西高校に圧勝しており、三重高校強しのインパクトを我々に与えた。トレーニングマッチでも赤いジャージを着た中学生が5,6人加わり、チームに刺激を与えていた。この姿に田中先生もにんまり?!
さあ、これからチーム作りは次の段階へと進む。どこまで成長するのか、また成長させられるのか。楽しみでもあり、苦しみでもある。
♫ さあ行こうぜどこまでも、走り出せ、走り出せ・・・
第22回 めぬまカップ in 熊谷
久しぶりに愛知に戻ってきました。すっかり桜も開花しており、ピンク色に木を染める。私は日焼けで真っ黒に顔を染める。とにかくハードな10日間。選手はよく頑張り、その成果は十分すぎるほど。選抜高校女子サッカー大会「めぬまカップ」in熊谷を簡単に振り返る。3月25日はスポーツ文化公園にて開会式。全国48チームが北から順に入場行進。静岡県の常葉学園橘高校の次に本校が行進。そこでハプニング。司会進行役の文京学院大学女子高校の床爪先生が本校を飛ばし、「次は三重県の・・・」少しの沈黙の後、間違いに気付き、本校を紹介し、最後に「多田先生すいません」の一言。これがいわゆる公開処刑というやつか?! ところが、日頃の床爪先生を知る指導者たちからはわざとですよねの声。危うく愛知県唯一の招待チームが無くなる所でした。
予選の初日はその文京学院大学女子高校と対戦。床爪先生は会場を間違え、試合開始30分前に会場入り。アップも十分でないまま試合に入り、本校はその立ち上がりをつき、立ち上がり6分で2点をリード。後半に1点を返されたが2対1で重要な初戦を飾った。この1戦がその後の快進撃につながり、めぬま出場初の予選1位通過。1位トーナメントでも神戸弘陵(兵庫)に2対0で勝利し、ベスト4。続く作陽(岡山)戦は0対1から追いつき、PK戦を7対6で制する。まさかの決勝進出。相手は自信満々の石山先生が率いる十文字高校。普通にやれば勝てると常々言われているタレント集団。決勝戦は残りの46チームがスタンドから観戦するのがめぬまカップの決勝戦。ヘタすれば2回目の公開処刑。作戦は普通にやらせない作戦。前半は相手の情報もなく、完全に受け身のゲームになり、裏に飛び出した蔵田あかり選手に決められ、0対1で折り返す。後半は1点を奪うために戦術を変更し、1点を奪いに行く。すると何回か相手ゴールに迫る場面が生まれる。そして終了間際にはキーパーとの1対1のビックチャンスを迎えたが、1点が奪えず、タイムアップ。準優勝に終わった。
これも初のことだが、個人賞として優秀選手にゆなが選出され、ベストイレブンにはそのゆなとこなつとまゆうの3人が選ばれた。そして、大会得点王には9得点したゆなが輝いた。半年前まではDFの選手。まさかの躍進に監督の手腕が光る。いや、この年代の可能性を再認識する活躍であった。個で劣るチームや愛知県のチームに勇気を与える準優勝である。そんな喜びも今日まで。インターハイに向けたポジション争いが激化する。
PS.床爪先生が書かれている文京学院大学女子高校のHPはこちら
めぬまカップの公式HPである埼玉県熊谷市のHPはこちら
第19回選抜高校女子サッカー大会“めぬまカップ”in熊谷
3月25日(月)?29日(金)までスポーツ文化公園と利根川総合運動公園サッカー場でめぬまカップが行われた。第8回大会に初めて参加させて頂いてから、今回で11回目の参加となるが、独特の緊張感は半端ない。実行委員長の筑井さんは女子サッカーの普及を第一に考え、学校教育の一環、課外授業というコンセプトのもと、めぬまカップが開催されている。その大会に選抜されて招待されていること自体に大きな価値がある。最終結果は熊谷市のホームページにも掲載されているが、28位であった。順位はともかく、新1年生も含め、今回参加したメンバー全員を試合に出す目標をクリアできたことがまずは嬉しい。また、大きなけがなく、多くの収穫を得ることができたことにも感謝!!来年は20回の記念大会を迎える。来年度も招待されるよう精進したい。
旭丘高校の中西先生が無事に定年退職された。十数年に渡り、愛知県の女子サッカー界の中心となり、高校女子サッカーのためにご尽力を頂いた。本校の成長の過程には旭丘高校の存在が大きくあった。このブログを見ることは絶対にあり得ないと思いますが、本当にお世話になり、ありがとうございました。これからもご指導よろしくお願いします。
今日、チームはオフ。また明日から指導するために始動する。全国基準でレベルアップを図りたい。そう1ヶ月後にはインターハイ予選が始まる。
第16回熊谷市高校女子サッカー大会「めぬまカップ2010」
3月29日(月)の21時30分にたくさんの成果、課題を持って、無事に妻沼から学校に戻って来た。
では、大会を簡単に振り返る。
25日は監督会議と開会式が行なわれた。
全国から48チームが集まり、元気な挨拶が飛び交う。
初参加のチーム、久しぶりの参加のチームなどあるが、ほとんどの監督と顔見知りになれたのもこの妻沼カップがあってのことである。
大会委員長の筑井さんが監督会議でこの大会の思いを切々と語った。
女子サッカー普及のために、地元の方々、自治体、行政の協力を得、ここまでの大会に育て上げた。
改めて指導者として、教員として大切なものを思い起こさせてくれた。
1つの大きな刺激である。続いて開会式。
そして記念講演は名波浩のトークショー。
あっという間に時間が過ぎ、すべてが終了した時には辺りは薄暗くなっていた。雨も落ち始め、翌日の天気が心配された初日であった。
試合初日。前日の雨でグラウンドに大きな水溜りがあっちこっちにある。
各校の部員、指導者、大会関係者など総動員で水取りを行なう。
バキュウムカーも出動した。9年目にして初めての体験であったが、人間は1つの事に集中して取り組むと爆発的な力を生み出す事も体感できた。
その甲斐あって予定通りに試合は行なわれた。
初戦は大阪桐蔭。桐蔭のスピードに面を食らい、両サイドが全くついていけずに0対3で敗れた。
続いて太田女子。PKを外すおまけがついたが、ちひろ、ぶーが得点し、2対0で勝利。
その日の夜に入学説明会を終えた1年生7名と梶野先生が合流した。
第3戦は常盤木学園。全国大会常連どころか高校レベルを逸脱しているチームである。
オーソドックスな攻めであるが、ディフェンスラインの裏を取るのがうまく、攻撃が連動している。
前半はラインのずれから2失点。ハーフタイムに檄が入ったようで、後半に入るとスピードアップし、4失点。0対6で完敗したが、
ハーフコートゲームだった訳ではなく、いくつかの反撃もあり、よしみのロングボールは有効であったのは事実である。
ただ、いくつかのチーム戦術と強いプレッシャーの中でもボールを失わない技術や体力など、課題は多い。
第4試合は修徳。監督の有賀先生とはなぜか親しい。
修徳は激戦の東京都の新人戦で3位になり、今年の高校選手権大会初出場を目指すチームである。
ゲームは支配され0対1で敗れたものの、自分にとっても収穫の多い試合であった。
予選最終戦は浦和西。初対戦の相手であったが、なみが得点を決め、1対0で勝利した。
ゲーム内容には大いに不満が残った。この結果、2勝3敗で4位トーナメント進出が決まった。
4位トーナメント1回戦の相手は何と鳳凰。今年の新人戦でも鹿児島県で優勝しており、決して弱体化した訳でもないが対戦することとなった。
この点からも妻沼のレベルが上がり、実力が拮抗してきたことがうかがえる。
試合は優位に進めるものの、得点が奪えない。逆に後半、コーナーから失点し、結局0対1で敗れた。
惜しいゲームを落とした。次の対戦相手は埼玉平成。これまた埼玉のトップ3の一角で、これまた何でと言った感じである。
押し気味にゲームを進めるが、得点できず前半は0対0。後半10分過ぎ、左サイドから崩し、みきが先制点を奪う。
その後、アーリークロスからしおりが確実に決め、2対0。妻沼に来て会心のゲームで勝利した
最終日の対戦相手は旭丘。愛知県から2チームだけ招待されているのに、その2チームがここで対戦するとは・・・。
どんな確率試合は、なみがあげた1点を守り切り、1対0で最終戦を飾った。
最終順位は29位であった。
今回の遠征では、玉際の強さ、フィジカル面、チーム戦術の未熟さ、パスの質、精度など多くの課題が見つかり、またゲームを経験する中で成長した面も多く見られた。
あとピッチ外での行動もまだ不十分ではあるが、個々が自覚し率先して行動できるようになった。
新1年生も早くもチームに溶け込み、聖カピタニオ女子高校のサッカー部の一員としてのスタートを切った。
ありがとうめぬまカップ。筑井委員長、日野先生、関係者各位本当にお世話になりました。来年の3月25日またよろしくお願いします。