サッカー部|聖カピタニオ女子高等学校|多田の高校女子サッカー奮闘記ブログ

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第60回東海高等学校総合体育大会女子サッカー競技

 6月15日(土)16日(日)に伊勢フットボールヴィレッジで第60回東海高等学校総合体育大会サッカー競技が行われた。この競技場は人工芝が4面あり、伊勢銘菓の“赤福”などの企業の多大な寄付により、今年オープンした施設である。来年度は愛知県で東海総体が実施されるため、大会準備、大会運営も見せて頂いたが、とてもスムーズな進行で多くの人の関わりを感じた。ここで試合を振り返る。

 6月15日(土)14時キックオフの冨田高校戦。試合直前に雨が降り出し暑さから多少解放されたが、ピッチコンディションは時間とともに滑りやすい状況に変わった。結果は12対0で勝利。正直得点は入っているが、外したシュートも多かったことに不満が残った。隣で行われた藤枝順心高校と三重高校の試合は2対0で藤枝順心が勝利。リーグ戦のため、得失点差も視野に入れないとならないが、初日の結果から推測すると、次戦の三重高校に引き分けでは結果的に厳しいと予想した。

 6月16日(日)10時キックオフの三重高校戦。この日は朝から快晴で気温がみるみる上昇した。お互いの思惑がぶつかり合う予想通りの好ゲームとなった。最初のビックチャンスは本校。DFラインからタイミング良く飛び出したさおりがキーパーと1対1。これはキーパーのファインセーブもあり、得点できず。続くももかのシュートはゴールインしたが、オフサイドポジションにいたともな(ボールには触らず)がオフサイドとなり無得点。数あるフリーキックも得点には至らず、押し気味のゲーム展開も結局0対0で折り返す。引き分けではなく、勝ちがほしいため後半から攻撃的な選手を投入。立ち上がり、功を奏すかと思われたチャンスがあるもボールはサイドネットへ。そんなゲーム展開の中、カウンターから10番が抜け出し、シュートを放つ。キーパーがはじくもそのボールに対しての反応が相手14番の方がやや早く、失点を許す。同じような展開からまた10番にシュートを打たれ、こぼれたボールをクリアしようとした所を身体ごと押し込まれた。ここで給水タイム。選手を入れ替え反撃を試みるもゴールを奪えない。このまま試合終了のホィッスルを聞いた。勝負を賭けた一戦に敗れた。同時進行で行われていた藤枝順心と富田の試合は22対0で順心が勝利した。このため、本校がインターハイに出場するためには順心相手に大量得点での勝利が必須となったが、過去の対戦成績からも現実は厳しい。それでも可能性がある限り、諦める訳には行かない。14時キックオフの藤枝順心戦。順心も決して手を抜かない。当然ベストメンバーで挑んでくる。前半に3失点、後半は6失点し、0対9で完敗した。三重は13対0で富田に完勝。この結果、2年連続で藤枝順心高校と三重高校がインターハイ出場を決めた。三重高校は男女そろってのインターハイ出場の快挙である。東海地区の代表としての健闘を祈る。

 本校はまもなく試験週間が始まるため、練習はあとわずか。試験後から昨年同様、精神修行のトレーニングが始まる。また、うららとゆかが昨日引退した。メンバー登録が17名で、この2人は最終的にメンバーに残れなかった。2人とも順心戦で失点を重ねても一生懸命にメガホンで応援し続けた。そう“栄光の架け橋”も歌ってくれた。そんな形での引退である。未練タラタラであるが、次に進まなくてはならない。試合後、うららとゆかは同級生や後輩たちにスピーチした。その中の「みんなならもっとやれたと思った。」のフレーズは強く心に響いた。そして、背番号と背番号12のユニホームをそっと置いた。私も今後を模索するため、ペンをそっと置く。

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決勝戦

 6月2日(日)15:00筋書きのないドラマが始まった。正確には14:57キックオフ。開始早々、ゴールラインを割りそうなルーズボールにももかが猛然とダッシュ。スライディングでの競い合いの末、コーナーキックにする。そのコーナーキックをりほが蹴り込み、あっという間の先制点。誰も予想していない両ベンチが呆気にとられるような立ち上がりとなった。15時きっちりに来た人にはゴールを見逃す結果となる時間帯での得点であったため、気持ちは0対0とかわらず入っていけた。その後すぐにピンチを迎えるもののDF陣が耐え、得点を許さない。その結果、1対0で折り返す。熱い戦いゆえ試合がよく中断する。とは言え、決して汚いファウルではなく、正々堂々と戦う上でやむなく起こるものである。主審もゲームをよくコントロールしていた前半と言える。後半に入っても小康状態が続き、立ち上がりに奪った1点が時間とともに重みを増していく。これまた両ベンチとも予想していなかった展開であろう。後半25分、絶好のチャンスが訪れる。クロスボールにさおりが絶妙なファーストタッチでキーパーをかわし、ドリブルで抜け出した瞬間、後方からチャージを受け倒される。ペナルティエリアの外ではあるが、判定はレッドカード。涙の退場となったが、その後のフリーキックは枠外にはずれ得点にはならなかった。10人での戦いは余儀なくされるが、スコアは1対0のままである。後から主審から聞いたことであるが、ファウルの瞬間、ベンチから私が大声で叫んでいた声がはっきりと聞こえたらしい。面目ない。もちろんそれが判定に影響与えたことはないとのこと・・・。そんな攻防の中、アディショナルタイムに突入。何度も担架が運び込まれたり、負傷でプレーが止まったりで、その時間5分。まだまだ時間はある。すると、あやかが左サイドをえぐり、センタリング。それをももかが決めた。試合中、頭を打って一時退場していたももかが頭で決めるから、サッカーはわからない。椙山もあきらめることはない。ペナルティエリア外から得たフリーキックを10番の頭脳的なプレーで1点を返す。2対1となり、時間も3分余りある。そこで守りに入り、追いつかれると先は見える。攻める気持ちをあおりながら、タイムアップの笛を聞いた。お互い力を出し合い、苦しみ抜いての勝利であった。得点シーンに限れば、最初と最後の時間帯だけであったが、見応えのある内容だったように思う。勝因を挙げるとすればいくつか思い浮かぶが、やはりキーパーを含めた守備陣の頑張りが一番であろう。普段あまり脚光の浴びることが少ないDF陣であるが、今日のゲームに関しては及第点を与えたい。また、この日の3位決定戦、決勝戦のために運営協力してくれた市邨、岩倉総合、春日井商業の生徒たちにも感謝したい。あと、この暑い中ゲームをコントロールし、好ゲームを演出してくれた審判団の活躍も忘れてはならない。6月15,16日の東海総体では愛知県の代表として、負けた18チームの思いも背負って全力で戦うことをここに誓う。

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第67回愛知県高等学校総合体育大会準々決勝

??? 5月11日(土)に準々決勝4試合が岩倉総合高校で行われた。この日は全国的な雨で、例外なくここもピッチコンディションは悪であった。それでも試合は予定通り実施された。試合は、ぬかるんだピッチと時習館の魂のこもったファイトと、身体を張った守りに得点を奪えない。そんな中、ともなが均衡を破る先制点を奪う。前半はこの1点をのみで折り返す。たかが1点あるが、0対0と、1対0ではハーフタイムの雰囲気は断然違う。35分で試合が終わるかのような前半の時習館の頑張りに、後半は足が止まるかと思われたが、時習館の選手はどのチーム同様、決して諦めない。これが本校の頑張りも引き出し、好ゲームを展開した。それでも後半15分過ぎから立て続けに3得点し、4対0で勝利できた。ちょうど1年前はここで散ったが、今年は準決勝進出。5月26日(日)の準決勝は松蔭との対戦が決まった。川端先生はいつも謙遜されるが、松蔭は毎回ベスト4に勝ち上がってくる伝統あるチーム。予選からここまで1-0,1-0,3-0と勝ち上がってきている。お互い目指す所はいっしょ。いい戦いにならぬはずはない。

 また、各地域の情報も続々と飛び込んでくる。勝ち上がったチームよりも負けたチームに気が行く。昨年の思いが鮮明に蘇り、気持ちがよくわかるからである。優勝ができるチームは1つだけである。どこで負けるかは別として、負けるチームがほとんどである。また、経験上負けからの方が学ぶことは圧倒的に多い。単なる負けにせず、これを生かして次に進むことが最終的には勝ちにつながる。何を勝ちにするのかは人それぞれであるが、サッカーを続けていたからこそ得れたもの、学んだものが1つでもあった人は十分勝ちに値すると考えている。

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第67回愛知県高等学校総合体育大会予選リーグ

 4月29日(月)に南山高校女子部と対戦し、9対0で勝利。5月3日(金)の小坂井高校戦は3対0で勝利し、5月11日(土)の決勝トーナメント準々決勝にコマを進めた。5月6日(月)には決勝トーナメント1回戦4試合が行われ、どの試合も熱戦を繰り広げた。今回チーム数が増えたことにより、19チームを6つのリーグに分け、そのうち、上位2チームが決勝トーナメントに進出できる方式を採った。この大会で引退する3年生が多くいるため、できるだけ多くの試合数を確保することも考え、顧問の先生方と話し合い、この方式にした。そのことにより、ベスト8入りをかけた決勝トーナメント1回戦が盛り上がり、好ゲームが展開された。当然負けて涙をのんだチームがいる訳だが、この悔しさを次につなげていってほしいと思う。

 話をもどすが、5月11日(土)の対戦相手が時習館高校に決まった。予選リーグでは旭丘高校を苦しめ、決勝トーナメント1回戦では市邨高校を3対0で破るなど、まさしく勢い、実力は本物である。絶対的な力の差はもちろんない。また昨年はここでこけている。次の目標はと言えば、時習館高校にベストを尽くして勝つことである。

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新人戦予選リーグ結果

新人戦の予選リーグが昨日(1月29日)で終了した(画像参照)。Aリーグでは菊里高校が創部以来初めての決勝トーナメント進出を果たし、Bリーグでは高校2部リーグ所属の小坂井高校が高校1部リーグ所属の椙山女学園高校を破り、1位通過。死のリーグと呼ばれたC(死)リーグでは松蔭高校が旭丘高校を勝ち点1上回り、1位通過した。Dリーグでは岩倉総合高校が1位となり、2位は毎年新人戦で合同チームを結成し、波乱を演出する南山女子部が同朋高校との合同チームで、またもや決勝トーナメント進出を果たした。 恐るべし梅垣マジック。3年後の打倒聖カピタニオを公言する梅垣先生(日体大卒)の快進撃はどこまで続くのか。もちろん本田先生の同朋あってのことだが・・・。

本校の決勝トーナメント1回戦の相手は旭丘高校で、長年愛知県の高校女子サッカーを共に牽引してきたチームである。記憶は定かではないが、この段階で対戦するのはおそらく初めてのことであろう。毎回好勝負を演じてきたこのカード。どこで対戦しようが、今も昔も一番の難敵であることに変わりない。ここで勢いをつけて、新チーム初のタイトルを獲得し、7年連続9回目の優勝を飾りたい。

 

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