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平成25年度新人戦 決勝
2月15日(土)名古屋市港サッカー場。決勝の舞台は、前日の低気圧によりシャーベット状になって所々に雪が残っている。試合実施も危ぶまれる状況にあったのは間違いない。ところが、前日から安城学園の中野先生が“新人戦決勝のグラウンド環境を何とかしたい有志の会”を立ち上げ、各校の先生方に水取り用の道具と着替えの準備を呼び掛けたことで、述べ50人以上の生徒や教員が朝早くから会場に足を運び、雪かきをし、水を取った。冷たい雨は降り続き、手も足も感覚を失っているのに、また何かの報酬や見返りがある訳でもないのにである。皆さまの自分を犠牲にしての行動に厚く感謝しています。ありがとうございました。特にマイクを握り、先頭指揮を取り続けた中野先生、輝いていました。熱い呼びかけに係員の人が「マイクの音量を下げた」と報告に来たことを付記しておく。おそらく近隣に住む人への配慮と思われる?!
試合は予定通り9時45分にキックオフ。人海戦術で準備したとは言え、ピッチは水浸し。そんな状況が幸いしたのか、チャンスは本校が多く作りだした。しかし、椙山女学園も身体を張った守りで得点は許さない。試合が動いたのは前半33分。まあがGKをかわして、右足で待望のゴールを決めた。約束通り、ベンチ前まで来てゆりかごダンス。何が起こったかわからない梶野は横で妙な振りで真似ている。これはもうすぐ産まれてくる梶野先生の第1子の子のためのお祝いダンスで、試合前にこっそり仕込んでおいたものとわかると、表情はなお一層緩んだ。それから程なく前半終了。後半に入るとすぐに、インターセプトしたさおりがセンタリング。それをまたもや、まあが今度は左足のボレーで2点目を決めた。続く後半2分には、コーナーキックからまゆが押し込み、3対0。その後も再三相手ゴールに迫るも決め切れず、そのまま試合終了。9年連続11回目の優勝を飾った。ただ、この優勝がかすむフェアプレー賞は紛れもなく、グラウンド整備、試合運営に携わった人々すべてである。
その後、高校リーグ(1部・2部)の表彰もそのピッチの外で盛大に行われた。続く男子の準決勝は風が強いものの、いいコンディションで熱い戦いが行われた。これも女子の協力があってのことである。男子の関係者も女子チームの協力体制には感心しきりだったことも最後に付け加えておきたい。
平成25年度新人戦予選リーグ第2戦
2月1日(土)旭丘高校にて旭丘高校と予選リーグ第2戦が行われた。数々の対戦を繰り返してきたこのカードが予選リーグで行われるとは・・・複雑な心境で試合に臨んだ。あの名将中西先生もグラウンドに顔を出され、久しぶりの再会を懐かしんだ。試合は2週間前の至学館戦とは違い、その間練習で取り組んできたものが随所に表れ、ピッチ内で選手たちが躍動した。また、交代枠をすべて使い切り、チーム内の競争心を煽りながら勝利を掴んだ。(試合結果は愛知県高体連女子サッカー委員会のHPを参照)
決勝トーナメント準々決勝の相手は金城学院高校。ここも歴史のあるチーム。この1週間を大切にし、体調管理には万全を期し、試合に臨みたい。ただ、天候はあまりよくないようだが・・・。翌日の2月9日(日)が準決勝。決勝は2月15日(土)に昨年に引き続き、男子の決勝と同じ会場(名古屋市港サッカー場)で行われる。その日には愛知県高校女子リーグ(1部・2部)の表彰も予定されており、各校の選手たちも大挙して集う。入場は無料。公共交通機関を利用しての観戦よろしくお願いします。
第60回東海高等学校総合体育大会女子サッカー競技
6月15日(土)16日(日)に伊勢フットボールヴィレッジで第60回東海高等学校総合体育大会サッカー競技が行われた。この競技場は人工芝が4面あり、伊勢銘菓の“赤福”などの企業の多大な寄付により、今年オープンした施設である。来年度は愛知県で東海総体が実施されるため、大会準備、大会運営も見せて頂いたが、とてもスムーズな進行で多くの人の関わりを感じた。ここで試合を振り返る。
6月15日(土)14時キックオフの冨田高校戦。試合直前に雨が降り出し暑さから多少解放されたが、ピッチコンディションは時間とともに滑りやすい状況に変わった。結果は12対0で勝利。正直得点は入っているが、外したシュートも多かったことに不満が残った。隣で行われた藤枝順心高校と三重高校の試合は2対0で藤枝順心が勝利。リーグ戦のため、得失点差も視野に入れないとならないが、初日の結果から推測すると、次戦の三重高校に引き分けでは結果的に厳しいと予想した。
6月16日(日)10時キックオフの三重高校戦。この日は朝から快晴で気温がみるみる上昇した。お互いの思惑がぶつかり合う予想通りの好ゲームとなった。最初のビックチャンスは本校。DFラインからタイミング良く飛び出したさおりがキーパーと1対1。これはキーパーのファインセーブもあり、得点できず。続くももかのシュートはゴールインしたが、オフサイドポジションにいたともな(ボールには触らず)がオフサイドとなり無得点。数あるフリーキックも得点には至らず、押し気味のゲーム展開も結局0対0で折り返す。引き分けではなく、勝ちがほしいため後半から攻撃的な選手を投入。立ち上がり、功を奏すかと思われたチャンスがあるもボールはサイドネットへ。そんなゲーム展開の中、カウンターから10番が抜け出し、シュートを放つ。キーパーがはじくもそのボールに対しての反応が相手14番の方がやや早く、失点を許す。同じような展開からまた10番にシュートを打たれ、こぼれたボールをクリアしようとした所を身体ごと押し込まれた。ここで給水タイム。選手を入れ替え反撃を試みるもゴールを奪えない。このまま試合終了のホィッスルを聞いた。勝負を賭けた一戦に敗れた。同時進行で行われていた藤枝順心と富田の試合は22対0で順心が勝利した。このため、本校がインターハイに出場するためには順心相手に大量得点での勝利が必須となったが、過去の対戦成績からも現実は厳しい。それでも可能性がある限り、諦める訳には行かない。14時キックオフの藤枝順心戦。順心も決して手を抜かない。当然ベストメンバーで挑んでくる。前半に3失点、後半は6失点し、0対9で完敗した。三重は13対0で富田に完勝。この結果、2年連続で藤枝順心高校と三重高校がインターハイ出場を決めた。三重高校は男女そろってのインターハイ出場の快挙である。東海地区の代表としての健闘を祈る。
本校はまもなく試験週間が始まるため、練習はあとわずか。試験後から昨年同様、精神修行のトレーニングが始まる。また、うららとゆかが昨日引退した。メンバー登録が17名で、この2人は最終的にメンバーに残れなかった。2人とも順心戦で失点を重ねても一生懸命にメガホンで応援し続けた。そう“栄光の架け橋”も歌ってくれた。そんな形での引退である。未練タラタラであるが、次に進まなくてはならない。試合後、うららとゆかは同級生や後輩たちにスピーチした。その中の「みんなならもっとやれたと思った。」のフレーズは強く心に響いた。そして、背番号3と背番号12のユニホームをそっと置いた。私も今後を模索するため、ペンをそっと置く。
中間試験直前
明日(21日)から1学期中間試験が始まる。となると、先週の17日(土),18日(日)は練習が休みとなる所が、高校総体の準決勝(5月26日名古屋学院)が今週末に行われることもあり試合を組んだ。部員たちにとっては過酷な日程であるが、勉強に関しても日頃から言っていることなので乗り越えてくれるであろう。
17日(土)は東海プリンセスリーグと銘打って試験的に実施している試合が行われた。第1節は磐田東に0-2で敗れており、この日が第2節の豊田レディースU-18戦。豊田は翌日東海リーグを控えており、けが人も多いことも重なり、ベストとは程遠い布陣となったようである。前半はともなの得点で1-0で折り返す。後半に入ると、ともな、みのり(2点)、はるみ、ももか、あさなが追加点を奪い、7対0で勝利した。18日(日)は名古屋FCとの練習試合。結果は前半0-0、後半0-3で敗れた。ミスとセットプレーからの失点であったが、本番を前にいい教訓になったに違いない。同じミスを繰り返すようでは成長は無い。失敗を次に生かすのが反省である。相変わらずメンバーが固定できずにチームの熟成というレベルではないが、チーム全体の質が上がっていると信じたい。
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