高校女子サッカー|聖カピタニオ女子高等学校|多田の高校女子サッカー奮闘記ブログ

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第21回全日本高等学校女子サッカー選手権大会東海予選

11月17日(土)12時、雨の降りしきる中、とこはグリーンフィールドGで、田中監督率いる三重高校と対戦した。お互いがけん制し合うような静かな立ち上がり。そんな中、前半12分、パスミスからボールを奪われ、ミドルシュートを打たれる。これがDFの足に当たり、ふわりと浮いたボールはポストに当たり、ゴールに吸い込まれた。ミスがあったとは言え、アンラッキーなゴールに一同は静まりかえる。ただ、失点した時間帯が早く、まだ時間があることと、半年間苦しんできた経験が選手達を奮い立たせる。すると、前半26分に個人技からかなみが同点ゴール。このゴールにはラッキーが含まれていた・・・。県の予選から好調を持続するかなみのゴールにベンチも応援席も湧いた。勢いそのままに前半31分、左サイドのしおりから逆サイドにクロスが入る。ゴール前でフリーのかなみが丁寧に押し込み、逆転ゴール。ゴールへの嗅覚はもう見事としか言わざるを得ない。そのまま2対1で前半を折り返す。後半は大きいボールに頼り、ポゼッション率が落ち、攻め込まれるシーンも増えたが、何とか2対1で逃げ切り、4年連続の4回目の全国出場を決めた。正直、今回の全日本高等学校女子サッカー選手権大会出場には格別な思いがある。今年から男子同様に夏はインターハイ、冬は選手権と全国出場のチャンスは2回に増えた。ところが、本校はインターハイの県予選で敗れた。それにより、チームは早い時期から冬の選手権に目標が切り替わり、じっくりとチームを熟成することができた。とは言え、チーム内は常にけが人、病人が付きまとう。不安だらけの半年間であったが、今振り返ると夏の遠征がすべてだったように思う。理不尽な要求にも選手達は前向きに取り組んだ。本当に負けや失敗、困難は人間を大きく成長させる要因となることを痛感した年でもあった。“失敗は成功のもと” 古い言葉だが、こんなポジティブな言葉はない。

 11月18日(日)9時30分、準決勝の常葉学園橘戦。開始早々に失点するが、ももかの個人技から得点し、1対1の同点。ところが、得点後にすぐに失点を許してしまい、結局1対6で敗れた。続く、3位決定戦の磐田東戦は試合前からGKが負傷し、DFも熱発し、ダウン。満身創痍でのスタートとなり、不安だらけの中、ゲームが始まった。ところが開始2分にかなみが先制ゴールを決める。喜びもつかの間、サイドからのクロスに対応が遅れ、同点ゴールを許す。今度はしおりがDFの背後を抜け、勝ち越しゴールで2対1とするも、コーナーから失点し、2対2の同点で折り返す。後半もドタバタし、落ち着かないゲーム展開であったが、選手が踏ん張り、2対2のまま延長戦へ。しかし、延長後半5分にミドルが決まり、2対3で敗れた。1日2試合でフル出場の選手は160分間戦った。これは選手を責められない。層の薄さと言ってしまえばそれまでだが、試合日程にも一石を投じる結果となった。

 4位という結果での全国出場となったが、色々な方からメールや電話を頂いた。気に掛けてくれるたくさんの人達に幸せを感じた。本当にありがとうございました。ただ、ここまでは過去のチームと結果は同じであることを忘れてはならない。

 チームはすでに次の山に挑戦する準備に入っている。

 

 

 

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第36回愛知県女子サッカー選手権大会準決勝

9月9日(日)学園祭中に行われた準決勝。昨年は同じ会場(豊田スタジアム芝生広場)で、大雨洪水警報が発令中の中で行われたが、今年は快晴。芝の状態も抜群に良い。ただ、チームの状態はと言えば?マークは付くが、現状のベストメンバーで試合に臨んだ。

前半30分、左サイドからのクロスをももかがキーパーをかわして決め、先制ゴール。その他にもチャンスは何度もあったものの決め切れず、またピンチも何度かしのぎ、1対0で折り返す。思い通りのゲーム運びであったが、疲労の色を隠せない選手もいる。こんな時こそベンチワークが重要なのだが、いい手立てが見つからないまま、後半に突入。このまま20分しのいでほしいと言う願いはむなしく、後半5分に左サイドをぶっちぎられ、同点ゴールを奪われる。後半12分にも同じような展開で失点し、1対2と逆転を許す。そこから反撃を試み、何度もチャンスは訪れるが、決め切れない。するとよくあるパターンで、逆にカウンターから失点し、最終的には1対4で敗戦した。敗れたとは言え、選手達は最後まで目指すサッカーを試行し、諦めずにゴールを目指した。結果はともかく、全力を尽くした。サッカーは次の1点がどちらに入るかで大きく勝敗は分かれるが、今日の一戦も同様であろう。

9月16日(日)に3位決定戦で至学館大学と対戦するが、目標はその先にある第21回全日本高等学校女子サッカー選手権大会。9月の終わりからその愛知県予選が始まる。どうぞ、ご注目あれ!!

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夏休み明け

前回のタイトルは梅雨明け。今回は夏休み明け。パソコンや私が不調だった訳ではありません。単なる怠けです。

この夏休みは例年以上の試合数、練習量、移動距離だった事は紛れもない事実である。更新を怠ったがゆえに、文章に書き表せないが、出会いあり、別れあり、笑いあり、怒りあり、涙あり、感動あり・・・とにかく盛りだくさんの夏2012であった。写真だけでご容赦を!!

第36回愛知県女子サッカー選手権大会(全日予選)が8月19日(日)から行われており、1回戦のシロキFCリベルタ戦は3対0で勝利。2回戦LFCトヨタ戦も3対0で勝利。準々決勝の刈谷FCプロジェクトソニア戦は4対0で勝利を収め、9月9日(日)豊田スタジアム芝生広場での準決勝(豊田レディース戦)に駒を進めた。けが人続出の中での快進撃にチームの成長を感じずにはいられない。対戦相手の豊田レディースはチャレンジリーグを目指して東海リーグで活躍しているチーム。厳しい戦いになろうとも我々に失うものは何もない。チャレンジあるのみ。

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決勝トーナメント1回戦

5月12日(土)時折強い風が吹く中、椙山女学園戦が名古屋学院大学で行われた。選手たちもこの試合の重要性は十分に承知していた。前半から何か焦っており、歯車が合わないというか、ボタンを掛け違えているような印象のまま、ゲームは進む。前半残り5分ぐらいの所からようやくリズムをつかんだが得点できず、0対0で前半終了。後半に入り、勢いのそのままにコーナーキックを得る。ニアサイドの絶妙なボールをヘッドで競り、ゴールかと思われたボールが味方に当たり、ゴール前にこぼれる。そこからカウンターされ、あっけなく失点し、先制を許した。まだ時間は30分以上残されている。ところが気持ちは焦る一方で、何度もゴール前まで攻め入るもシュートの精度を欠く。相手の懸命な守備も得点を許さない。結局、そのままタイムアップで、10年ぶりに賞状なしに終わった。同時にインターハイ出場の夢は断たれた。

一番悔しいのは選手なのだろうが、私自身、まだ虚脱感が全身を蝕む。しかし、時期は違えども同じ思いをしている人間が私の周りにも全国にもいることを忘れてはならない。世の中、うまくいかない事の方が圧倒的に多いのである。ただ、このままでは終われない!!

本校を応援して下さった保護者の方々、OG、教職員、チームをサポートして下さった多くの方々、本当にありがとうございました。

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第3回愛知県高校女子サッカーフェスティバル

7月18日(日)に第3回愛知県高校女子サッカーフェスティバルが名古屋経済大学で行われた。 (さらに…)

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