「2015年03月」の記事
旅立ちの日
3月3日に卒業式が行われました。3年生のキャンドルサービスからはじまり、厳かな雰囲気で式がスタートしていきました。先輩方一人ひとりがキャンドルのオレンジ色のあたたかい光に照らされて、颯爽と歩く姿はとてもかっこよく、後姿は卒業を感じさせるものそのものでした。
それまでは、あまり先輩方が卒業してしまうという実感はありませんでしたが、静かに頬を伝う雫を見てはじめて「卒業しちゃうんだぁ・・・」と実感しました。また、「感謝の歌」では今までの歌の練習の中で1番綺麗に響いていました。一生懸命歌っている先輩たちの後姿に応えようと1・2年生も後ろから一生懸命声を出しました。最後に歌った校歌では3年生と歌える最後の校歌だと思うと少し涙ぐんでしまいました。卒業証書授与では一人ひとりが壇上に上がり校長先生から手渡しで証書を渡されていました。来年の今頃には私たち2年生も、2年後の今頃には1年生もこうして強い女性と成長してここを巣立っていくのか・・と少し先のことを思い浮かべました。また送辞と答辞も在校生、卒業生両者ともに心のこもったお別れの言葉を述べることができました。
式終了後担任の先生達の元へと駆け寄る先輩方は我慢していた涙があふれたのか、はたまた式が無事終わり友達の泣く姿に3年間の思いが込み上げ涙が出てきたのか、泣き崩れる先輩方の姿を見て、私はこの学校の良さを感じずにはいられませんでした。きっとあんなにも泣くことができるのは、ここ聖カピタニオ女子高等学校での3年間が素晴らしいものであったからこそだと思います。在校生一同新しく旅立って行かれる先輩方のご活躍を祈っています。
聖カピタニオ女子高等学校 第52代目生徒会長 深田真由
涙と笑顔のお別れ会
2月27日に『お別れ会』が行われました。舞台上には美術部力作のサクラと卒業をモチーフにしたステキな看板が飾られ、エントランスにはマンガ・アニメ同好会お手製の先輩方の名前入り折り紙と、折り紙で作られた星が扉一面にキラキラと散りばめられました。協力してくださった美術部とマンガ・アニメ同好会のみなさん、ありがとういました。
さて、お別れ会のために私たち生徒会も着々と準備を進めてまいりました。会場を盛り上げられるように面白い原稿を考えたり、先輩方の登場に華を添えられるようにメッセージ入りアーチを作ったりと念入りに準備を進めてきました。
そして当日、本番を前に私たち生徒会メンバーはドキドキとワクワクでいっぱいになりました。舞台ではマイクテストや照明の確認など全員が一丸となってこの会を成功させようとしていました。全ての準備が整って1・2年生全員で3年生を拍手で迎えました。久しぶりに見た先輩方の顔はみんな笑顔で、お別れ会を楽しみにしていてくださったことが舞台上から見てもわかりました。司会を務めさせていただいていた私と副会長である佐藤は、お互い頑張ろうねとアイコンタクトを取り合いました。
オープニングでは、今回音楽会で雪の影響により聞くことができなかった3年の先生方による演奏と歌が披露されました。
その後も有志、部・同好会の発表とカリタス内は熱気と歓声で包まれました。有志では初めて発表したグループや歴代の先輩方から受け継がれたグループなど、たくさんの方々がステージを盛り上げてくださいました!また、部・同好会の発表でも、和やかな雰囲気を作ってくださったシンフォニア同好会のみなさんや、会場を熱気に包んでくださった軽音楽部、ダンス同好会のみなさん、などなど多くの方々が会場を盛り上げてくださいました!司会を勤めさせていただいた私たち自身もみなさんに負けないように一生懸命司会進行をさせていただきました!
今年の思い出DVDは『アナと雪の女王』をもとに作られ、先生方のユニークな演技や面白いストーリー、設定、目を奪われる編集に、生徒一同釘付けになり、上映会は笑いに包まれました。
最後に3年生の先輩方からの感謝のセレモニーが行われ、先生一人ひとりに花束が贈られました。一人ひとりが違う花束を見て、先輩方の優しさを改めて感じる瞬間でもありました。最後には先輩方から先生方へ、歌のプレゼントがありました。先生方とハグをして涙を流している先輩や3年間分の「ありがとう」の気持ちを笑顔で伝えている先輩など感動いっぱいの感謝のセレモニーとなりました。
お別れ会の後、先輩方とすれ違う際に満面の笑みで『ありがとう。』と言っていただけました。こんなステキな先輩方がいるからこそ私たちは頑張って成功させようという気持ちになれたのです。お別れ会が成功して本当に良かったです。
これからもみなさんに喜んでもらえるよう、全力で行事に取り組んでいきます。
聖カピタニオ女子高等学校 第52代目生徒会長 深田真由