58代生徒会会長退任のあいさつ
2025.10.06

こんにちは、第58代目生徒会長の対中美水です。9月7日に本校で学園祭が開催されました。今年も盛り上がりのある学園祭になり、来場者の方にも沢山来ていただきました。そして、この学園祭とともに第58代目の生徒会執行部の任期が終了となりました。学園祭までの約1年の生徒会活動を振り返ろうと思います。

第58代目生徒会執行部は1年生3人、2年生3人というバランスの取れた体制で、昨年の9月に始動しました。

私達がはじめに企画としてあげたのは「瀬戸川のゴミ拾い」です。

きっかけは、生徒会執行部で瀬戸市に何か貢献したいという一言でした。

聖カピタニオの生徒が登下校時に見る瀬戸川にゴミや物が散らばっているのをよく見るという情報から、瀬戸川のゴミ拾いを企画しました。

最初は生徒会執行部のみでゴミ拾いを行う予定でしたが、募集したところたくさんの方が応募してくださり、合計50名以上の生徒でゴミ拾いを行いました。

ゴミ拾いが終わった後は、ほどんどの人が疲れた顔をしていましたが、それでも「やってよかった」と笑顔が溢れていて、嬉しい気持ちになりました。

 

その後は、生徒会として初の試みである「仲良し交流会」を行いました。この交流会は、生徒の皆さんがクラスだけではなく、学年を超えた絆を繋げられる機会を設けたいと思い、この会を企画しました。

当日の参加してくださった生徒の皆さんは、ほとんどが初対面の方で緊張した顔持ちでしたが、一緒に自己紹介やゲームをする事で緊張した空気がほぐれ、絆が深まりました。

 

2月12日から14日には、年度の最後の行事である「アーツフェスタ」を行いました。このアーツフェスタは、いままでの2つの企画とは違い、企画運営や会議を沢山行いました。執行部には初めての大きな行事だったので、より、力を入れて準備しました。

ですが、マイクの打ち合わせがうまくできていなかったこと、当日はリハーサル通りにうまくいかなかったことなど沢山の壁にぶつかりました。

本番前は完璧に思えるようなことでも、いざ本番になるとたくさんの穴があったことに気づかされました。

この反省をアーツフェスタだけで終わらせるのではなく、学園祭で生かせるように生徒会内で共有しました。

 

そして、ついに迎えた学園祭。生徒会執行部の1番大きな仕事と言っても過言ではない行事です。

長い時間をかけ打ち合わせや準備を行い、各クラスの企画や探究動画が完成しました。

今回の学園祭は【個性で光れ!カピタニオ生!!】というテーマのもと行われました。

私達生徒会執行部は、このテーマを元に、プレオープンの直前に行う、サプライズの劇を作成しました。

内容は、個性を奪うために、カピタニオ内に侵入した怪盗を捕まえるという話です。きっかけは、「個性は誰かから奪うものではなく、常に自分の中にあり、それを生み出すもの」ということが伝わってほしいと感じたことから、劇を企画しました。

9月6日のプレオープンを生徒会執行部そして、生徒一同心待ちにしていました。

しかし、台風13号の影響でプレオープンが中止となってしまいました。

1年間かけて準備をしてきた学園祭がこのような形で不完全になってしまった事が、とても悔しく、悲しかったのを覚えています。

ですが、そんななかで生徒の皆さんは前だけを向き、さらにより良い企画を完成できるように準備を行なっていきました。その前向きさを感じる事で、生徒会長である私がこんなところでめげてはいけないと気づくことができました。

そして、当初の予定とは形が違えど、無事に劇を行うことができました。

また、9月7日の学園祭も無事に開催することができ、とても嬉しかったのを覚えています。

一時はどうなるかと不安ではありましたが、当日、「たのしかった」「おもしろかった」など、沢山の笑顔や暖かい空気に包まれた学園祭を見て、改めて生徒会長になってよかったと感じることができました。

 

そして、10月2日の退任式・任命式をもって任期を終えました。

この1年間、投げ出してしまい時や逃げ出したい時が沢山ありました。でも、そんな時に執行部のみんなや先生方が支えてくださいました。

私1人の力ではこの1年間を走り切ることができなかったと思います。

この1年間生徒会長として聖カピタニオに携わることができて本当に幸せでした。

改めて、私についてきてくれた執行部のみんな、そして生徒の皆さんありがとうございました。

 

 

第58代目生徒会長 対中美水