いのちの光
2025.12.24

3年生が行ったキャンドルサービスの小さな光がギャラリーに勢ぞろいした様子を見ると、聖書のみ言葉を思い出しました。『すると、突然、この天使に天の大軍が加わり、神を賛美して言った。「いと高きところには栄光、神にあれ、地には平和、御心に適う人にあれ。」』(ルカ福音書2章13-14節)

 

 

私達を救いに来てくださった神様の御子イエスは、泊るところがなかったので馬小屋にお生まれになったと聖書にしるされています。そして、その救い主の誕生を真っ先に知らせられたのは、羊飼いたちでした。彼らはユダヤ社会からも見放され、神の祝福を受けることができない存在とも見られていたのにも関わらず、彼らにお告げがありました。それは神様から誰一人見捨てられていないということを意味しています。クリスマスは私たちにとって大きな喜びを味わわせてくれます。

 

 

 

本校のクリスマス会は、春日井教会主任司祭北向修一神父様の司式で行われました。神父様はミサの中で「・・・イエス様は、子どもにも大人にも、私たち一人ひとりのために人となってこの世に生まれてきてくださいました。それは、神様から私たちへの大きなプレゼントであり、深い愛のしるしです。その誕生の場面は決して恵まれた環境でも、きらびやかな場所でもありませんでした。静かな夜の暗い馬小屋の中でした。人が生きるために本当に大切なものは、実はとても静かでシンプルなものなのかもしれません。暗闇の中でこそ、いのちの光はいっそう輝きます。

 

 

幼子イエス様の存在そのものが人々にとって贈り物であったように、皆さん一人ひとりの存在も誰かにとって大切な贈り物です。あなたがいることを喜び、感謝している人が必ずいます。そして、そのことに気づいた時私たちもまた、家族や友人に「ありがとう」と伝えたくなるのではないでしょうか。・・・」

 

世界には戦争、家族の不和、人間関係、災害などで苦しんでいる人たちがたくさんいます。その人たちに希望を与えるものは、生徒が唱えた共同祈願の中にあった「平和を作る力は、遠くの誰かだけ持つものではなく、私たち1人ひとりの小さな思い、言葉、行いの中に宿っている。」という言葉でしょう。神様が私たちのために御独り子をお与えくださった愛、”いのちの光”であることに、多くの人たちが今年のクリスマスで気づき、一人でも多く希望を持てる日になりますように。

 

皆様に支えられて、無事今年を終えることができました。新しい年も皆様にとって希望の年でありますように、お祈り申し上げております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

御ミサの閉祭の歌、「ハレルヤコーラス」を全校生徒で喜びを持って大合唱!!