第30回高校女子サッカー選抜大会妻沼カップin熊谷
2024.04.08

卒業式後、学年末試験を終え、チームは本格的に始動した。TRMも多く組み、課題を抽出し、TRで修正する。とは言え、1回の練習で改善できる訳もなく、何度も何度も反復の繰り返し。村松コーチも根気よく部員と向き合う毎日を過ごした。対戦していただいたチームの皆様ありがとうございました。

3月25日から29日まで、第30回めぬまカップに23年連続で招待され、参加した。ただ2年前は現地に到着後、コロナ感染を疑われる部員が複数判明し、ドタキャンに。

記録に残すためにも少し振り返る。

予選リーグ1試合目は拓殖大紅陵(千葉県)戦。今年で3年目を迎えるチームであるが、オルカ鴨川、VONDS市原出身の選手も多く、将来性豊かなチームである。予選リーグは40分ゲームで20分でコートチェンジするレギュレーション。前半は押し込むものの、詰めが甘く、ポストやバーにも嫌われ、0対0。このまま引き分けかと思われたが、後半に2点奪い、2対0で勝利。続く熊谷女子戦。初心者の多いチームであるが、ひたむきに粘り強く最後まであきらめず戦ってくれた。結果は12対0で勝利。3試合目は日本体育大桜華(東京都)戦。さすが激戦区の東京のチームとあって、攻守ともに意識が高く、フィジカルも強い。得失点差を考えると、大量ゴールも必要であったが、そんなに力の差はなく、3対0で勝利となった。予選リーグ最終戦は尚志(福島県)戦。全国大会常連のチームで、ここまで2戦2勝で得失点差は本校より上のため、勝利が必須として臨んだゲームである。選手は全力を尽くしたが、結果は引き分け。ただこのゲームが選手たちの成長を強く感じたゲームとなった。このゲーム後、亡き日野先生の自宅を訪問し、仏壇に手を合わせ、奥様の里美さんに日野先生の生前の話を伺った。女子サッカーの発展のため、生涯を捧げられた日野先生の思いを再認識した。

最終戦の尚志対拓大紅陵戦が引き分けに終わったと聞いたのは、この数時間後。結果的に2年連続1位トーナメントに進出した。1回戦は福井工大福井戦。長年交流している私の地元のチーム。決勝トーナメントからは30分ハーフのレギュレーション。前半3‐0とリードするも前半終了間際に今大会初の失点。後半は耐えるシーンが増えたが、3対1で勝利して、ベスト4入り。準決勝の相手は大阪桐蔭。十文字を2対0で破り、実力も勢いもある前年度のチャンピオンチーム。前半PKで奪った得点を最後まで守り切り、1対0で勝利し、6年ぶり2回目の決勝進出を決めた。決勝の相手は常盤木学園。言わずもがな多くの代表選手を輩出してきた女子サッカー伝統校。試合を終えた41校の選手たちと関係者が多く見守る中、天気も見事に回復し、キックオフ。一進一退のゲームはどちらも得点は奪えず、PK戦へ。先攻の常盤木のシュートをこはるがビックセーブ。後攻の本校がプレッシャーの中、全員が決め、5‐4で初優勝。MVPはこはるが受賞した。

第30回の記念大会に、不思議な力が働き、優勝を飾った。『勝ちに不思議な勝ちあり』紛れもなく、天国から日野先生が力をくれた。優勝が決まった瞬間、天に向かって感謝を伝えた。多くの関係者の方々も本当にありがとうございました。また来年、このめぬまの地に戻ってきます。