5月19日(日)に令和6年度愛知県高等学校総合体育大会準々決勝(VS至学館高校)が名古屋経済大学で行われた。ベスト4シードということで本校は準々決勝からの登場。対する至学館高校はベスト8シードで、すでに一度対戦を終えている。リーグ戦から選手の調子も上がらず、大会初戦の怖さも相まって、やや不安が残るの中で当日を迎えた。至学館の選手の中には大会で敗れたら引退の部員もおり、否が応でも気持ちは高ぶっている。

立ち上がりから本校がボールを握った状況でゲームは進む。対する至学館はゴール前を固め、ゴールラインを割らせなければOKぐらいの戦術で向かってくる。ここ最近の得点力不足もあり、予想通りに前半0－0で折り返す。後半に入っても膠着状態が続き、後半も0－0でゲームは延長戦に。多少嫌な雰囲気はあるものの、とにかく慌てず、失点だけはしないように指示。すると、延長前半2分、リコの思い切りのよいシュートからユリが憂さを晴らすかのシュートを豪快に蹴りこみ、ついに均衡を破る。延長後半4分、若干前がかりになったところからスペースが生まれ、ザワがドリブルで切り込み、サイドネットに突き刺した。いつ以来のゴールかみんな記憶にないぐらいである。何かここからブレイクの予感が…。結局2－0で厳しい試合をものにした。至学館の徹底した戦術に苦しめられた形となったが、準決勝進出を果たした。

とにかくまだ何も得ていない。負けられない戦いはまだまだ続く…。