
◇「清い心」と「素直さ」◇
おはようございます。9月のテーマ「清い心―素直さ」についてお話しします。「清い心」は簡単に言うと「純粋な心」「混じりけのない心」、それがそのまま外に表れると素直な言動となります。しかし私たちの心にはどうしてもさまざまな混じりけ(雑念)が生じて、それが抑えられないと「素直になれない」(本当はこうしたいと思っていてもそうできない)ということがよくあります。
◇洋楽ロックの名曲「素直になれなくて」◇
随分古い曲ですが、「シカゴ」というアメリカのロックバンドが歌った「素直になれなくて」という名曲があります。全米でも日本でも大ヒットした、心に沁みるバラードです。日本語の曲名は意訳で、英語の原題は「Hard to Say I’m sorry」、直訳すると「ごめんなさいと言えなくて」です。彼女に対して素直になれなかったことを悔やむ男心を切々と歌ったラブソングです。
曲は「彼女がしばらく距離を置こう」と言ったんだと始まります。僕はごめんと言えなかったけど、本当は言いたいんだ、君を離したくない、幸せにすると約束するよ、みたいな歌です。アメリカ人も素直になるのが難しいんだと思いました。
◇「心の健康」と「素直さ」◇
ところで保健室の前の掲示板にいつも「高校保健ニュース」を貼っていただいていますが、その隣に、その姉妹版、「心の健康ニュース」というのがあって、私は愛読しています。とてもためになります。8月号がちょうど「失敗を受け入れてごまかさず素直に気持ちを伝えることが大切です。」という内容でした。
人はいろんな感情が渦巻いているので、「素直になる」ことは、そう簡単ではないですが、少しでもそれを心がけることは、「自分の心の健康」とか「人との円滑な関係」とかを保って平和に生きるために必要なことだと思います。
たとえば、家のリビングで、テレビを少し見て息抜きして「さあ勉強しよう!」と思った矢先に、お母さんが「あんた、テスト勉強しなくていいの?」と言われ、「うるさないなあ、もうやる気なくなったわ」という「日本の学生あるある」がありますが、そんな時、「応援ありがとう、勉強がんばるね」と言うと、夜食にプリンとか出てくるかもしれません。
校長 村手元樹
*2026.9.24 全校朝礼