しあわせの形
2026.03.04

穏やかな3月2日、卒業生が学び舎を巣立っていきました。その出発にあたり、卒業生に向かって話せる最後の機会だからこそ、どのスピーチも「幸せになってね」という思いが込められていました。

 

この学年はコロナに翻弄された学年でした。コロナが流行していた中学校時代を過ごし、高校に入学してきた生徒たちは、友人作りに戸惑いクラスの中でどのように自分を表現していいのか、わからない状況でした。授業で質問をしても誰も答えてくれず、これまでの私の授業スタイルが作れずシーンとした雰囲気で淡々と授業をしていたことを覚えています(笑)。

 

 

3年生代表生徒の答辞を聞いていると、本校の3年間の教育がしっかり身についていることを感じさせられました。「…振り返ると、自分の想いよりも、周りからどう思われるかに心の矢印を向けてしまっていた中学校生活。常に相手に合わせ自分の軸を持っていない。そんな自分を変えたいと思いながら入学した私ですが、ここでの三年間を通して少しずつ自分の想いや行動に矢印を向け、向き合えるようになったと思います。これは、カピタニオだから成長できた部分だと自信を持って言うことができます。・・・」と始められた答辞の言葉。本校で自分を大切にし、隣人愛に生きることこそ人間らしい生き方だと知ることができた喜びを述べていました。

 

 

来賓の名古屋教区長松浦吾郎司教様から「幸せの形はそれぞれだが、どんな状況になっても幸せだと思える自分になってください。」というお言葉が印象に残りました。自分の目標に達したから“しあわせ”と私たちは思いますが、自分の意に反したことが起こるとマイナス感情が私たちの心を占めます。司教様はそんな時だからこそ「“辛いけれど私はしあわせ”と思える自分になってください」と私たちに人生の課題を与えてくださったと感じました。

 

 

PTA会長さんのお話は母親だからこそ、娘に伝えることができるメッセージでした。「娘を出産し抱きしめた時の“生まれてきてくれてありがとう”」と思わせてもらったことへの感謝の言葉に、カリタスにいる人々の心に熱いものが沸きあがってきたのではないでしょうか?

 

 

言葉は不思議な力を持っています。どんなプレゼントよりも相手を生かすパワーがあります。校長先生、理事長先生からのお言葉からも、卒業生はこれから歩む人生の指針となる言葉を心に刻み、名残惜しそうに3年間の学び舎から、巣立っていきました。

 

 

 

 

 

 

お元気で!希望をもって前を向いて歩んで行ってくださいね。困難を乗り越える力を持っているから!あなたは一人ではないよ~